火星の動き

獅子宮０度の火星が、もうすぐ順行に戻ります。
逆行したかなり若い火星（ペレグリン）、それも、デトリメントで見ている土星（イグザルテーション）とセキスタイルでアスペクトしています。
さらに土星と火星は、デトリメント同士のレセプションです。
この関係は、睨み合いや足の引っ張り合い。
土星のルールに火星が反逆している感じ。
土星も逆行で若い度数なので、土星本来のはっきりと形にする力がストレートに出せず、まとまりのない状態です。
さらにペレグリンな火星、理にかなっていないというか、無駄な抵抗というか、この火星からは、小型犬がやかましく吠え立てているような光景をなんとなく想起します。
土星は、大型犬とか、熊などの大きな獣で、小型犬が吠えているのを傍観している感じ。土星がうるさくわめいている火星をガブリとやってしまえば、火星はあっけなく逝ってしまうだろうけど、この天秤宮の土星は紳士的に対応してくれています。土星がもし金牛宮か獅子宮にいたら、火星の命運は尽きていたことでしょう。
さて、そんな火星が順行に戻って土星にアプローチする、この意味するところは、火星は、土星に逆らってもしょうがないということを悟って、土星と向き合うようになるというふうに私はとらえます。