聖ヴァニラ学園 魔術学講座Vol.2

まずDr.D の「アストラル魔術入門」で幕を開けた魔術学講座。アストラル魔術の系譜がびっしりと並んだレジュメがすごい、フィチーノやアグリッパ、パラケルスス、ジョン・Dなど有名どころはもちろんイブン・アラビーやプロクロスなど初めて聞く名前もあり、見てるだけでもわくわくするような濃密な内容でした。もちろん、講義自体も、聞きどころたくさんあって面白かったです☆
そして実践編へと移り、いよいよエレメンタルの儀式がを行うときがやってきました。
もう本番は、事前に練り上げた進行をこなすことに必死で、説明不足のところが多々あり、今思い返してみれば、反省することしきりです。
というわけで、この場を借りてエレメンタルの儀式の伝えきれなかった部分について補足しておきます。

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古代の賢者、魔術師たちは、天を仰ぎ、人間の力など到底及ばない神の業をそこに見出し、宇宙の偉大なパワーと自分との照応関係を作り上げました。その体系が魔術と占星術です。占星術は、魔術の一部です。ここでは、まとめて魔術とします。
魔術のキモは、照応関係 correspondance です。このひとことに尽きます。
例えば占星術の場合、星が直接人間に影響を及ぼすという考え方はしません。
人は星によって動かされているわけではなく、質問者の状況や内面が星に投影される結果、星の動きと質問者がまるでシンクロしているかのように感じられるのです。
すべてのものは、火・風・水・地の４つのエレメントで構成されているのですが、人間は、五芒星で示される通り、４つのエレメントに、第五番目のエレメント、宇宙の要素である「靈」（または「空」）が加わって構成されています。むしろ、「靈」がなければ人間にならないので、「靈」が主体と考えられます。
今回、靈の説明はしませんでしたが、４つのエレメントの調和がとれると、第五番目のエレメントが出現します。
４つのエレメント不均衡が、願い事を実現するのに妨げになるという話を、カバラの創造の４界を使って説明しましたが、これは、イスラエル・リガルディーの『柘榴の園』の体系に従いました。
よく知りませんが、風と水が入れ替わっている体系もあるそうなので念のため。
もういちど、タロットカードとエレメントと創造の４界の対応関係を書いておきます。

火　南　赤　審　判　棒　King　アツィルト
水　西　青　吊し人　杯　Queen　ブリアー
風　東　黄　愚　者　剣　Knight　イェツィラー
地　北　緑　世　界　ペンタクル　Page　アッシャー


なお、占星術では、サインと方角が対応していて、魔術と微妙に違っています。

白羊宮　火　東
巨蟹宮　水　北
天秤宮　風　西
磨羯宮　地　南

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講義の後のバータイムも、たくさんの方々とお話しできて楽しかったです。
聖ヴァニラ学園だからこそできた儀式だったと思います。
この日出会ったみなさんありがとうございました☆

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