アスペクトについて

以前、古典占星術のkuni.kawachi氏の占星術講座で、アスペクトについての話があり、アスペクトは現実の出来事として表れるという話がありました。
気をつけるべき点は、アスペクト自体に吉凶の意味はないということです。
３で割れる角度の、６０度、１２０度は、イージー・アスペクトとよばれ、その出来事がとても起こりやすいことを示します。
４で割れる角度の、９０度、１８０度は、ハード・アスペクトとよばれ、逆に、その出来事が起こり難いということを示しています。

アスペクトの成立が現実に起こるといっても、「ある」ことが起こるのか、「ない」ことが起こるのかが、イージーかハードかで違うのです。

喩えると、事故が起こりますか？という質問で、表示星のアスペクトがある場合。
イージー・アスペクトなら、事故は起こりやすい。
ハード・アスペクトなら、事故は起こりにくい。
と読みます。

とりわけ、ハード・アスペクトの中の１８０度は、分離ですから、まず起こらないと見ていいでしょう。
90度のアスペクト（クォータイル）なら、起こる可能性は低い。
いずれもハード・アスペクトは、事の成否の、否定的な事実となる表示なので、それは、起こらないという事実が現実となるということです。

事故という好ましくないイベントが起こるか起こらないかという質問では、起こらないほうが望ましいわけで、簡単に起こしてしまうイージー・アスペクトのほうが質問者にとってよくない表示ということになります。

事故は起こってほしくないですが、待ち人とのコンタクト、好きな人からの連絡など、起こってほしい出来事を占う場合は、イージー・アスペクトなら、そのままそれが質問者にとってよい知らせとなります。

さてここで自分自身の例をあげておきます。
荷物が届くかどうか 2011.1.08 12:31 tokyo


年末年始を挟んで、留守をしていたうえ、再配達を何度も依頼したのにタイミングが合わず荷物を受け取ることができなかったため、占ってみました。
ASC 14Tau19
Venus 00Sag38
これがわたしです。

Ld.3 08Can01
Moon 0Pis17
これが荷物です。
月が双魚宮のダブル・ボディーズ・サインなのは、荷物が二つあるからでしょう。

月は金星に90度でアプライしています。
しかもすぐにアスペクトが成立する。
このハード・アスペクトも、出来事が起こらないということを示していました。
つまり、荷物は届きませんでした。
さっき、ひとつの荷物のほうの配送元から、長期不在のため戻ってきたというメールを確認しました。
しかし、荷物はもうひとつあるので、そちらはどうなるのか、さらに月の動きを追って見ます。
月は次に、アセンダントとセキスタイルになります。
しかし、アセンダントとセキスタイルになるのなら、ディセンダント（配送元）とはトラインです。どちらに届く事になるのか？

配送業者は、Ld.6 29Vir48 水星 24Sag20 です。
水星は木星にアプライしています。木星はLd.8、Ld.12　なので、これも配送元に戻る可能性が高い…。

月は、アセンダントとセキスタイルになった後、土星とアンティシアになり、太陽、続いて火星とセキスタイル、水星とクォータイル、木星とコンジャンクションという経路をたどります。
月と金星が再びアスペクトを形成するのは、月の白羊宮イングレスまでありません。
土星にアスペクトしたらもうゲームオーバーの気配濃厚です。
勝負は、月がアセンダントにアスペクトする、その差14度の間でしょう。
タイムスパンは、サクシーダントハウスで、コモンサイン、それから常識的に考えて、１４日間とします。
その間にどうにかすれば、荷物は届けられるのではないかと予想。
結果は後日報告します。