ASTROLOGY and TAROT
Posted by suu(すー) - 2010.07.28,Wed
今回の満月は、太陽木星トラインというおめでてーなという感じのアスペクトの陰に、土星がやはり力を発揮していたように思います。
土星は天秤宮にあり、天秤宮のエレメントはホット・モイストであるのに対して、土星は反対のエレメント、コールド・ドライです。
土星は本来、ガチガチのソリッドな地のエレメントであるにも関わらず、ホット・モイストの天秤宮で、あっためられ、水分を与えられ、柔軟になるというわけです。
粘土のような土星です。
土星が本来のエレメントと一致するコールド・ドライなサインである磨羯宮にいるとき、土星は本来の力を発揮できるサインルーラーのディグニティを得ますが、土星と逆のエレメントである天秤宮にある土星は、イグザルテーションの品位を得ます。
本来の土星のエレメントにはないにも関わらず、イグザルテーションというポイントの高いディグニティを得るのはなぜなのかはわかりません。
イグザルテーションというのは、「高揚」「上昇」とか訳されますが、私としては、「出現」とか「誕生」に近い感覚があります。
さてそんな土星が、この満月では、宝瓶宮の月とトラインのアスペクトをなしていました。これは、物質の形を維持するために、必須の組み合わせと言えます。
一方、太陽と木星はその枠をはみ出そうとしてあがいています。拡大と開放の作用が最大限に発揮されているからです。しかも火のエレメントですから、破壊力や侵略力は相当なものです。
月土星が容器だとすると、その中にある太陽木星は、容器から解放されたくて広がりたくて、じたばたしているわけです。
それは風船のように膨らんで行きます。
膨張が限界に達すると、器が破裂し、太陽木星のエネルギーが外へ放出され、太陽木星としては満願成就ということになりますが、土星月のエネルギーの器を維持する力の作用により、土星の壁は壊されることはありません。だから、太陽木星はずっと土星を意識し続けながらエネルギーをフル回転させています。限界に挑戦しているわけです。
そもそも、土星が破壊されてしまうと、世界の秩序は崩壊し、自らの存在は維持できなくなります。
土星というのは、最も外側にある境界線だからです。
したがって、太陽木星の拡大欲求は、強烈に働くと、自己破壊欲求につながるものなのです。
例えば、統合失調症は、この器を突き抜けてしまった状態として考えられると思います。
昨日会ったS氏となぜか、坂下門外の変を起こした伝説の女優藤谷美和子の話題になって、太陽木星のトラインを思い出してしまったわけですが、そんなシンクロニシティが作用したかどうかはともかく、太陽木星のエネルギーが偏ると、誇大妄想、俺SUGEEEEEEE俺TUEEEEEEEという状態が暴走することになるでしょう、太陽木星だけのエネルギーだと、不安定すぎますが、そこに月土星のアスペクトが加わりコントロールしてくれているからこそ、実社会に適応できるのだと思います。
昨日は、映画『インセプション』を観ましたが、潜在意識の中に潜り、深く潜りすぎて、戻って来れなくなると、虚無に落ちるのですが、それは土星の枠を超えてしまった状態です。制限を破って突き抜けて行った先には、無限の虚無が広がっています。それは、恍惚の世界かもしれません。タロットカードの『0.フール』もその状態です。フールには、天王星が対応しています。
天王星は、解脱でしょうか?解脱すると虚無に陥る?
解脱してなお、太陽とつながっていられたら、現実社会でも自己を維持できるかもしれません。
そういえば、満月の夜に、五反田ライトセンターの交流会へ行ってきましたが、キャンドルの燃え方にかなり偏りがありました。白羊宮の木星と獅子宮の太陽のキャンドルはロウが溶ける速度も速く、ロウの溶け方も異様。かたや、風のエレメントの宝瓶宮の月と天秤宮の土星は、きれいに静かに燃えていました。
瞑想の感想としては、浮上してぐいぐいと上に引っ張られて、上昇しているような感じがしましたが、楽ではなかったです。気を抜くと、落下しそうな感じでした。
土星は天秤宮にあり、天秤宮のエレメントはホット・モイストであるのに対して、土星は反対のエレメント、コールド・ドライです。
土星は本来、ガチガチのソリッドな地のエレメントであるにも関わらず、ホット・モイストの天秤宮で、あっためられ、水分を与えられ、柔軟になるというわけです。
粘土のような土星です。
土星が本来のエレメントと一致するコールド・ドライなサインである磨羯宮にいるとき、土星は本来の力を発揮できるサインルーラーのディグニティを得ますが、土星と逆のエレメントである天秤宮にある土星は、イグザルテーションの品位を得ます。
本来の土星のエレメントにはないにも関わらず、イグザルテーションというポイントの高いディグニティを得るのはなぜなのかはわかりません。
イグザルテーションというのは、「高揚」「上昇」とか訳されますが、私としては、「出現」とか「誕生」に近い感覚があります。
さてそんな土星が、この満月では、宝瓶宮の月とトラインのアスペクトをなしていました。これは、物質の形を維持するために、必須の組み合わせと言えます。
一方、太陽と木星はその枠をはみ出そうとしてあがいています。拡大と開放の作用が最大限に発揮されているからです。しかも火のエレメントですから、破壊力や侵略力は相当なものです。
月土星が容器だとすると、その中にある太陽木星は、容器から解放されたくて広がりたくて、じたばたしているわけです。
それは風船のように膨らんで行きます。
膨張が限界に達すると、器が破裂し、太陽木星のエネルギーが外へ放出され、太陽木星としては満願成就ということになりますが、土星月のエネルギーの器を維持する力の作用により、土星の壁は壊されることはありません。だから、太陽木星はずっと土星を意識し続けながらエネルギーをフル回転させています。限界に挑戦しているわけです。
そもそも、土星が破壊されてしまうと、世界の秩序は崩壊し、自らの存在は維持できなくなります。
土星というのは、最も外側にある境界線だからです。
したがって、太陽木星の拡大欲求は、強烈に働くと、自己破壊欲求につながるものなのです。
例えば、統合失調症は、この器を突き抜けてしまった状態として考えられると思います。
昨日会ったS氏となぜか、坂下門外の変を起こした伝説の女優藤谷美和子の話題になって、太陽木星のトラインを思い出してしまったわけですが、そんなシンクロニシティが作用したかどうかはともかく、太陽木星のエネルギーが偏ると、誇大妄想、俺SUGEEEEEEE俺TUEEEEEEEという状態が暴走することになるでしょう、太陽木星だけのエネルギーだと、不安定すぎますが、そこに月土星のアスペクトが加わりコントロールしてくれているからこそ、実社会に適応できるのだと思います。
昨日は、映画『インセプション』を観ましたが、潜在意識の中に潜り、深く潜りすぎて、戻って来れなくなると、虚無に落ちるのですが、それは土星の枠を超えてしまった状態です。制限を破って突き抜けて行った先には、無限の虚無が広がっています。それは、恍惚の世界かもしれません。タロットカードの『0.フール』もその状態です。フールには、天王星が対応しています。
天王星は、解脱でしょうか?解脱すると虚無に陥る?
解脱してなお、太陽とつながっていられたら、現実社会でも自己を維持できるかもしれません。
そういえば、満月の夜に、五反田ライトセンターの交流会へ行ってきましたが、キャンドルの燃え方にかなり偏りがありました。白羊宮の木星と獅子宮の太陽のキャンドルはロウが溶ける速度も速く、ロウの溶け方も異様。かたや、風のエレメントの宝瓶宮の月と天秤宮の土星は、きれいに静かに燃えていました。
瞑想の感想としては、浮上してぐいぐいと上に引っ張られて、上昇しているような感じがしましたが、楽ではなかったです。気を抜くと、落下しそうな感じでした。
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